出水に、小糸

【日程】令和元年12月1日(日)
【開場】13時
【開演】14時
【場所】出水麓武家屋敷群内 三原邸
〒899-0204 出水市麓町10-8
【料金】一人3,500円(菓子・温茶付き)
【インターネット先行予約開始】
10月21日(月)10時~

お初にお目にかかります。
このたび、鹿児島の芸者芸を受け継ぐ「住吉小糸社中」を出水にお招きすることになりました。

出水といえば、お侍のまちです。肥後と国境を接する土地柄、警備に携わるお侍がたくさんいたと言われています。
この名残を伝えるのが、出水の中心だった麓の武家屋敷群です。

出水に住み始めて1年半、武家屋敷に何度も足を運ぶ中で、見るだけではもったいないと感じるようになりました。
なにより、暮らしがあった場所です。往時と同じように、使ってみたい。

使う価値を求めるなら、広い座敷を持つ武家屋敷にいちばん似合うものを。
住吉小糸社中の公演は、そんな思いから生まれました。

芸者と聞いて何を思い出しますか。
ほとんどの方は、敷居の高そうなお座敷で、名士の前であでやかに踊る舞妓さんを浮かべるのではないでしょうか。

その昔、芸者さんを束ねる券番や置屋もない土地では、庶民やよそから来た客人を相手に場を盛り上げる芸者さんがいたといわれています。
これを「町芸者」といい、出水にもいたといわれています。
お客が付けば、ある時は長屋の辻で。ある時は花見の宴で。

住吉小糸さんは町芸者の芸を伝承する鹿児島で唯一の存在です。
軽妙なおしゃべりと共に見る者を楽しませてくれます。
ある時は祝いの席で、ある時は商店街のアーケードで。どこへでも出向き場を盛り上げる姿は、往時の町芸者そのものに感じます。

小糸さんは言います。
「出水の武家屋敷は、私たちには敷居が高うございますが、一所懸命務めさせていただきます」と。
どんな芸を披露してくれるのか、とても楽しみです。

「出水に、小糸。」実行委員

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